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カードキャプターすみれ さくらと小狼の子供たち 2

1 :CC名無したん:04/01/03 22:27 ID:6fK386gP
それでは続きおながいします。 そういや前スレで最初の方にいた悪魔将軍なる方はいずこへ?

前スレ
さくらと小狼の子供たち。
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/sakura/1019101668/l50

関連スレ
ミラーのお留守番
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/sakura/971814630/l50

2 :1:04/01/03 22:28 ID:6fK386gP
<<登場人物紹介>>
木之本すみれ
本作主人公 木之本家の長女 2代目カードキャプター。
光の力の持ち主 活発で元気な女の子
家族構成は父が李小狼、母が木之本さくら、弟が木之本龍平、そして封印の獣ケルベロス
友枝小学校の五年生で中国拳法部に所属

木之本龍平
木之本家長男 すみれの弟
すみれと同じく小学五年生 クラスは違う
歴史、考古学が空き。おとなしい性格

木之本さくら
すみれと龍平の母
魔法を使うときは子供の姿に戻る
子供の姿の時は木之本かすみと名乗っている
星の力の持ち主

李小狼
すみれと龍平の父
香港では李一族の若き総帥で、毎週のように香港と日本とを往復している。
剣術と拳法に長けている

3 :1:04/01/03 22:29 ID:6fK386gP
ケルベロス
クロウ・カードを封印した本を守る守護者
シンボルは太陽で火と地を司る
愛称はケロちゃん

ユエ
ケルベロスと同じくクロウカードの守護者
シンボルは月
普段は月城雪兎として生活している

月城雪兎
ユエの仮の姿
塔和大学の専任講師

木之本藤隆
すみれの祖父
考古学の教授

木之本桃矢
すみれの叔父
塔和大学助教授
藤隆さんと同居している

4 :1:04/01/03 22:29 ID:6fK386gP
大道寺知美
大道寺家の長女
性格は母ととてもよく似てる
しかし時には母の知世も上回る黒さを見せる面も・・・(w
演劇部に所属していて、演劇部部長でもある

黒鋼
知美が拾ったキタリス

大道寺知世
知美の母
大道寺グループの代表を務める
多忙な生活のためか直接話に関わる回は少ない
撮影やコスチュームは知美が代わりに務める

柊沢エリオル
イギリスのホーリーツールという会社の社長
クロウ・リードの生まれ変わり

観月歌帆
エリオルの妻、共同経営者
さくらが小学生のころは算数の先生をやっていた

5 :1:04/01/03 22:30 ID:6fK386gP
クロウ・リード
クロウ・カードやケルベロスやユエを産み出した魔術師。
ゴールデン・ドーンという所でクロウ・リードが若い頃に作った不完全なカードが友枝町で騒動を起こしている。

衛エドワード
イギリスから来た転校生、すみれと同じクラス 張教授の孫
しかしただの転校生ではない一面も・・・。
魔法を使う際に子供の姿になっているさくらを見て一目惚れしてしまう

張マーガレット
イギリスの大学教授
サバティカルで日本に来ている エドワードの祖母
やはりこの人も何かありそう・・・

山崎貴史
千春ちゃんと嘘つき漫才でデビュー
現在は「すあま」という名でタレント活動をしている

三原千春
山崎君とは幼稚園からの幼なじみ
山崎君とコンビを組んで嘘つき漫才に出る
現在は山崎君のマネージャー

6 :1:04/01/03 22:31 ID:6fK386gP
施麗芸(シー・ライワン)
友枝町で開業医をしている
小狼の母の親戚にあたる
すみれやさくらのかかりつけのお医者さん

神宮司先生
すみれのクラスの担任 演劇部の顧問
月峰神社の神主さんの親戚らしい
校外学習で行った友枝防災センターではハリセンでナイスな突っ込みを見せる

寺田利佳
龍平のクラスの担任 寺田良幸の奥さん
旧姓「佐々木」

小見先生
すみれが所属する中国拳法部の顧問の先生
プロレスが好きで熱血漢
なお、前スレは小見先生が立てたらしい(w

葵先生
友枝小の理科の先生

7 :1:04/01/03 22:31 ID:6fK386gP
<<すみれの手持ちカード一覧>>
・フロート(さくらが封印)
・ジャンプ
・フライ
・ループ
・ウインディ
・スリープ
・チェンジ
・ソード
・グルー
・サンド
・フラワー
・ロープ
・ワード
・ドリーム
・ファイアリー
・イリュージョン
・バブル
・ウッド

8 :CC名無したん:04/01/03 23:03 ID:4b07T7t0
新スレおつです

9 :126:04/01/04 00:05 ID:FLUBYcFs
ケロちゃんにおまかせ!

新年おめでとさん!
みな、3が日はどうやった?おせち食うたか?お雑煮食うたか?お年玉もろうたか?
そうか、そうか、そりゃよかったなあー!
ケロちゃんにおまかせ・新春スペシャルの時間がやってきたでぇー!

今回は、2004年を迎えるにあたって、わいの抱負を語ったろうやないか・・・うん?
・・・なんや、いつの間にかスレが新しうなっとる!
誰がたてたんや? >>1 さんか。新年になったからスレも一新というわけか!
>>1 さん、気ぃ利くなぁ。ほんま、ありがとうな。
ネタ切れで苦しんどる 126 に代わって、礼を言うでぇ!
わいも、ほんまのところ、このコーナーの途中でスレが終わってしまうんじゃないかと
心配しとったところなんや。
新しいスレも立ったことやし、これからも、わいのナイスで小粋な大活躍をたぁーっぷりと
お見せするでぇ!

みなも今年はがんばりぃな!
ほななぁ〜。


10 :126:04/01/04 00:09 ID:FLUBYcFs
ピピピピピ・・・
「あふぅ。もう朝かぁ」
あたし、木之本すみれ。友枝小学校に通う小学5年生。
好きな科目はだんぜん体育!
苦手な科目は、やっぱり算数。
とりあえず元気がとりえの女の子です。

すかー・・・すかー・・・

この、あたしのとなりで寝ているのがケロちゃん。ほんとうの名前はケルベロスっていうんだよ。
え?変わったロボペ(ロボットペット)だって?
ううん、ケロちゃんはロボペじゃなくて、カードの封印の獣さん。
ママが持っている、さくらカードさんの守護者なんだって。
え?さくらカードって?
それはねぇ・・・

「あ、その前にカードさんたちに朝のあいさつをしなくちゃ」

あたしは机の引き出しを開けて、けさもカードさんたちにあいさつをする。
このカードさんたちは、クロウ・カードっていって、クロウ・リードさんっていう大魔術師が
創ったもの。ケロちゃんもクロウさんが創ったんだよ。
そして、カードさんたちのおかげで魔法が使えるんだ。そう、あたしは魔法使いっていうわけ。


11 :126:04/01/04 00:10 ID:FLUBYcFs
「おそよー!朝だよ!」
あたしは、となりの部屋で寝ている男の子のふとんを思いっきりひきはがす。
「むにゃむにゃ・・・おはよう、おねえちゃん」
このもうれつに寝起きが悪いのが、我が弟の龍平。あたしたち、ふたごなんだ。
朝に弱い龍平が遅刻しないように起こすのが、あたしの朝の日課なんだよ。

龍平を着替えさせて、あたしたちは1階のダイニングに下りる。
テーブルで新聞を広げているのが、あたしたちのパパ、李小狼。香港生まれなんだ。
「パパ、おはようございます」
「ああ、おはよう、すみれ、おはよう、龍平」
「おはよう、すみれちゃん、龍くん。おばあちゃんにごあいさつは?」
この人が、あたしたちのママ、木之本さくら。ママのことばに、
「あ、そうか。おはようございます、おばあちゃん」
あたしたちは、テーブルのすみにあるホログラムにあいさつをする。
映っているのは、ママのママ。撫子おばあちゃんだ。
おばあちゃんはママが小さい頃に亡くなっている。でも、モデルをしていたせいで
若い頃の画像がいっぱい残っているんだ。
あ、ママのパパの藤隆おじいちゃんは、まだ元気だよ。

「はい、これがすみれちゃんの朝ごはん、こっちが龍くんの分よ」
テーブルにお粥が置かれる。パパが日本にいるときは、我が家の朝食は中国式なんだ。


12 :126:04/01/04 00:11 ID:FLUBYcFs
「いただきまーす」
あたしたちは食べ始める。
テーブルの上の油条(ヨウテャオ。お粥といっしょに食べる揚げパンみたいなもの)が、どんどん
減っていく。
「今、追加するね」
ママは、あわただしくキッチンに行って、油条を取って来る。
こう見てると、ママは普通のママみたいだけど、実は魔法使いなんだ。
ママが小学4年生のとき、おうちにあった封印の書を開けてしまって、その中にあった
クロウ・カードをばらばらにしてしまったの。そのとき、封印の書で眠っていたのがケロちゃん。
ママは、ケロちゃんに言われて、クロウ・カードを集めるカード・キャプターになったんだ。
そして、カードを集めている間に、香港からカードを集めにやってきたパパと出会ったの。
それから、ママとパパがクロウ・カードを全部集めて、ママがカードの主(あるじ)になったんだ。
今、ママの持っているカードは、ママの魔法の力で動いている、さくらカードなんだよ。
え?じゃ、あたしの持っているカードはなんだって?
あたしの持っているカードもクロウ・カード。けど、ママの持っているカードやケロちゃんよりも
前に、クロウさんが創ったカードなんだよ。どういうわけか、そんなカードが最近現れて、
あたしは、ママとパパとケロちゃんたちといっしょにカードを集めているんだ。

「あ、ケロちゃん、あたしの油条、取らないでよ!」
いつのまにか、ケロちゃんがテーブルにいた。
「すみれが、ナレーションしとるみたいに、ぼけっとしとるからや・・・あむ!」
ケロちゃんは、あたしの油条に食らいつく。

13 :126:04/01/04 00:11 ID:FLUBYcFs
「ほんと、食い意地張ってるな」
パパがつっこむ。
「あんあろ!あいあいいもんいあいいていいもいんえんほうふあんあ!
(なんやと!わいは食いもんに対して、いつも真剣勝負なんや!)」
ケロちゃんが、食べながら、むきになって言う。
「・・・ぬいぐるみ」
パパがしらーっと言う。ケロちゃんが怒る。
「あんあろおろう!おういへんゆうえみい!(なんやと、小僧!もういっぺん、言うてみい!)」
「ああ、何度でも言ってやる。ぬいぐるみ!ぬいぐるみ!」
油条をほおばっているケロちゃんのことばがわかってしまうのが、すごい。
そして、あたしたちは、すぐにクスクスと笑い出した。
だって、パパとケロちゃんのやり取りは、毎日のあいさつみたいなものだもの。

「ごちそうさま!」
「はい、じゃあ、これがふたりのお弁当。小さいけれどデザートにこぐまやのプリンが入ってるから」
「うわーい!ありがとう、ママ!」
こぐまやのプリンは、あたしの大好物なんだ。そして、ケロちゃんも大好物なんだよ。
「なんやって!?さくら、わいの分は、わいの分はあるんか?わいの分もあると言うとくれ〜」
「はいはい、ケロちゃんの分も、ちゃんとあるよ」
「わ〜い!さすが、さくらさまやぁ!」

「いってきまーす!」
あたしと龍平は家を出ました。今日はいい天気になりそうです。


14 :CC名無したん:04/01/04 05:22 ID:8KA9BiI3
>>1さん
スレ立てお疲れさまです。
まずは即死しないように保守保守...
で、
>>126
新作キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
毎回見るたびにほのぼのとした気持ちになります。
今年も宜しくお願いいたします。

15 :CC名無したん:04/01/04 13:14 ID:vsjEaYIM
うおっ! 反応早い!
126氏スレの引っ越し乙です。それと、新年明けましておめでとうございます。
撫子さんと園美さんテンプレに入れるの忘れてた・・・。スイマセン

16 :CC名無したん:04/01/04 18:43 ID:Q+C7zVNa
新スレオメ!>1さん乙
天ぷら分かりやすくてイイ

17 :CC名無したん:04/01/06 02:25 ID:35A0OIRq
保守

18 :CC名無したん:04/01/06 07:12 ID:gdiMQBey
さくら板ならそう簡単にDAT落ちしないから安心汁

19 :CC名無したん:04/01/08 12:50 ID:Ou8rsgqV
ヽ(´ー`)ノ

20 :CC名無したん:04/01/08 22:48 ID:F5wX2lxw
>>1さん乙〜
年明けと共に新スレになってたんだね
126氏、今年もがんばってください!

21 :CC名無したん:04/01/12 19:22 ID:uFNogEZr
>>15
今からでもお入れなさいな

22 :126:04/01/12 22:43 ID:ISRwOJTx
クラスが別の龍平と別れて教室に入ると、あたしはとなりの席の女の子にあいさつをした。
「おはよう、知美ちゃん!」
「おはようございます、すみれちゃん」
この子の名前は、大道寺知美ちゃん。あたしの一番のおともだち。
ほぇ?けさの知美ちゃんはいつもとちょっと様子が違う。ずいぶん眠そうだ。
「どうしたの、知美ちゃん?ちょっと眠そうだけど」
「おわかりですか?実は・・・悩み事があって、つい、夜更かしをしてしまったんです」
「悩み事ってなに?あたしになにかできることがあるんなら、言ってくれない?」
「ありがとうございます。実は、納得のいくものがなかなかできあがらなくて・・・」
「・・・」
少しいやな予感がして、あたしの頭に汗が浮いた。
「納得のいくものって、もしかして、コスチュームデザインかなにか?」
知美ちゃんの趣味はちょっと変わっていて、あたしがカードを封印しに行くときに着る
バトルコスチュームを作ったり、封印の様子をビデオに撮ることなんだ。
「それもありますが、今、悩んでいるのは、すみれちゃんのフィギュアのことなんですの」
「あたしのフィギュア?!」
あたしの頭に思いっきりおっきな汗が浮いた。
そういえば、この前、知美ちゃんのお家にお邪魔したときに、フィギュアを作る機械を
見せられたんだ。そして、あたし、そのためのデータをしっかりととられている・・・
「すみれちゃんのかわいさ、りりしさを完璧に表現したフィギュアを作りたいですの。ですが・・・」
知美ちゃんが、大きなため息をついた。


23 :126:04/01/12 22:44 ID:ISRwOJTx
「おはよう、木之本さん、大道寺さん」
その時、あたしの後ろの席の子がやってきた。
「おはよう、衛(ウェイ)くん」
この子は、衛エドワードくん。イギリスからの転校生。
中国拳法がとっても強くて、いっしょに入っている、中国拳法のクラブでは
いろいろと教えてもらっているんだ。
知美ちゃんも、衛くんにあいさつをする。
「おはようございます、衛くん。ところで、衛くんはフィギュアはお好きですか?」
「え?欲しいと思うのはあるけど、おばあちゃんがなかなか買ってくれないんだ」
「実は、わたくし、今、すみれちゃんのフィギュアを作っていまして・・・」
「と、知美ちゃん、なにを言い出すの?!」
衛くんの目が点になる。
「夏服、冬服、中間服バージョンを企画しておりますの。それから、水着バージョンとパジャマ
バージョンもはずせませんわ。できあがったら、ぜひ、衛くんにも見ていただきたいんですが・・・」
「知美ちゃん!」
もう、はずかしいよぉ!
「・・・(これはちょっとおもしろいかもしれない←エドワードのつぶやき)」
しばらくして衛くんの点になった目が、普通に戻った。
「大道寺さん、モデラー(フィギュアを作る機械のこと)を持っているんだ」
「ええ、ピフル社のICHIROというモデラーです」
「すごいなぁ。そうゆうのなら、A組の三原くんが詳しいと思ったけど」
「そうですの?では、今度、お聞きしてみますわ〜」
話の流れが無難な方向になったので、あたしはほっとした。


24 :CC名無したん:04/01/13 13:48 ID:XoMrkVzX
三原君っつったらあの三原君だよな・・・w

25 :CC名無したん:04/01/13 20:41 ID:S82jMFq+
三原くんワラタ

更新乙!

26 :CC名無したん:04/01/13 22:18 ID:ZQnurXY/
>>24
デルタですか?違ってたらごめんなさい。

27 :CC名無したん:04/01/14 20:22 ID:VUUwEID2
>>26
いっちゃんさんのことかとw

28 :CC名無したん:04/01/14 22:29 ID:GdwO9xw9
つーことは、いっちゃんが生きてて、日比谷さんとの間に無事子供が生まれたってことか。
パラレルワールドですな。

29 :CC名無したん:04/01/15 22:33 ID:22rPxmCS
>>27
いっちゃんを忘れてました…。
ご指摘有難うございます。

30 :CC名無したん:04/01/16 22:06 ID:iGnYCxKo
http://ime.nu/www8.ocn.ne.jp/~koniya/3nen/cx1/15.htm


31 :126:04/01/19 01:29 ID:LJ2JsDpG
それから、何日かたつと、知美ちゃんはフィギュア作りがどんなに楽しいか
話してくれるようになった。だんだん、あの機械の使い方がわかってきたらしい。
「フィギュア用の衣装を作るのも、楽しいですわ。すみれちゃんの勇姿がとてもりりしくて」
「・・・」
あたしの頭におっきな汗が浮く。
「これは、というものができましたら、真っ先にすみれちゃんにお見せしますわ。
プチすみれちゃんシリーズとして、商品化も考えてますの」
「そ、そんなぁ。あたしのフィギュアなんて、売れっこないよぉ」
「そんなことはありませんわ。すみれちゃんは、超絶かわゆいんですもの。
でも、マーケットリサーチも必要ですわね。モニターには衛くんがよろしいかと・・・」
「ど、どうして、そんなことになるの!」
あたしは、耳までまっかになってしまう。そんなあたしを見て知美ちゃんは
「ほほほほほ・・・」
と、いつものように笑っていた。

ところで、そのころから、あたしの体調がおかしくなった。
なんとなく、だるかったり、朝起きるのがつらかったりする。


32 :126:04/01/19 01:31 ID:LJ2JsDpG
「あれ?」
あたしはまっしろな部屋にいる。部屋にはベッドがひとつ。
(これ、ときどき見る、龍平の夢だ)
「龍平?」
ベッドに寝ているのは・・・わからない。
誰かが寝ているようなんだけど、わからない。
「あれ?」
あたし、なんの夢を見ているんだろう。何度も見ているはずなんだけど・・・

「おねえちゃん、おねえちゃん!」
あたしは、聞き覚えのある声で目が覚めた。
「・・・龍平?」
あたしを起こしたのは、龍平だった。
「おねえちゃん、もう朝だよ」
「ほぇ?あたし、あんたより寝ていたの?」
龍平に起こされるなんて、初めてだ。
「ほんとう、驚いたよ。目が覚めたら、いつもいるはずのおねえちゃんがいないんだもの。
早く起きないと、遅刻しちゃうよ」
「そ、そうだった」
あたしは、もそもそっと起きた。
「ありがとう、起こしてくれて。すぐに着替えるから」

けれど、なんかからだがだるい。熱があるわけでもないけれど、力が抜けている感じがする。


33 :126:04/01/19 01:32 ID:LJ2JsDpG
その日は、クラブがある日だった。
「ようし、型の練習は終わったな。では、いつものように、組み手を行おうと思う」
顧問の小見(おみ)先生が声をかける。
「じゃ、衛と木之本、君たちが1番上手だから、みんなに手本を見せてくれ」
「はい」
衛くんとあたしは、立ち上がった。
「「よろしくお願いします」」
あいさつをして、構えをとる。けれど、そのときのあたしは、かなりつらかった。
(だめ・・・集中できない・・・気を整えなきゃ・・・)
・・・ふらっときた。
「木之本さん!」
衛くんが駆け寄ってきた。
「うみゃ〜っ」
あたしは、衛くんに抱きつくように倒れこんだ。
「だいじょうぶ?」
(衛くんって、暖かいんだ・・・)
安心して、あたしは気を失った。


34 :CC名無したん:04/01/19 22:32 ID:udJjX8Sn
こ、これはまさか。

35 :CC名無したん:04/01/22 11:06 ID:Rs8i25PX
更新キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

乙彼ー

36 :126:04/01/26 01:11 ID:UEM6Q+Ed
(予想以上に魔力を消耗している)
保健室のベッドで寝込んでいる、すみれを見ながらエドワードは思った。
小見先生と、保健室の先生は、龍平を探しに行っている。
(このままでは、すみれさんが危ない。ぼくの力で魔力を補充しよう)
そう思ったとき、保健室のドアが開いた。
「おねえちゃん!」
龍平が駆け込んできた。
「おねえちゃん、どうしたの?」
「クラブの練習中に、とつぜん倒れたんだ。熱とかはないみたいだから、風邪ではないみたいだけど」
説明しながら、エドワードはとまどった。
(しまった。龍平くんのいる前で、魔力を使うわけにはいかない)
そして、姉の様子を見た龍平もとまどった。
(おねえちゃん、魔力が消耗してる!けど、魔法のことを衛くんに知られるわけにはいかない。
ここはなんとか、ごまかさないと)
「・・・よくわかんないけど、とにかく、ママに連絡して、お医者さんに診てもらうよ」
龍平は、ケータイを取り出した。


37 :126:04/01/26 01:13 ID:UEM6Q+Ed
龍平からの電話を受けて、さくらはすみれを施麗芸(シー・ライワン)の病院に運んだ。
「どうですか、しぃ先生?」
「なにかの力によって、すみれちゃんの魔力が奪われています。回復剤を投与しましょう」
「どうなるんですか、おねえちゃんは?」
「お薬をあげるから魔力は回復するわ。けれど、なぜ魔力が奪われたかがわからないと
また、悪化するかもしれない・・・龍くんは、なにか心当たりないかしら?」
「う〜ん」
龍平は腕組みをして、考え込む。
「わからないよ。学校にはクロウ・カードの気配はないし・・・」
「さくらさんは?なにか心当たりはありませんか?」
「い、いいえ。けさはちょっと魔力が弱いなって思いましたけど、こんなになるなんて・・・」
さくらも、首を横に振る。

ピンポーン

そのとき、病室のチャイムがなった。
さくらがインターフォンの受話器をあげると、画面に大道寺知美の姿が映る。
「知美ちゃん!」
「こんにちは、さくらさん。すみれちゃんが急に倒れられたと聞いて、お見舞いにうかがいましたの」
「ありがとう。よく来てくれたわね。入ってちょうだい」

カチャッ

「すみれちゃん、だいじょうぶですか?」
病室のドアを開けた知美を迎えたのは・・・予想外なものだった。

38 :CC名無したん:04/01/26 23:48 ID:O7ooHSsD
126氏乙! ミラーのお留守番の方も面白かったですよ。
                ∩
                ( ⌒)      ∩_ _グッジョブ !!
               /,. ノ      i .,,E)
              ./ /"      / /"
   _n グッジョブ!!  ./ /_、_    / ノ'
  ( l    _、 _   / / ,_ノ` )/ / _、 _    グッジョブ!!
   \ \ ( <_,` )(       /( ,_ノ` )      n
     ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ     |  ̄     \    ( E)
       /    /   \   ヽフ    / ヽ ヽ_//

39 :CC名無したん:04/01/27 18:14 ID:kzMlY/g4
よし、今日は126氏のSSを9割形読み終えたぞ。

40 :126:04/02/02 01:21 ID:jbIlWitm
「み、みなさん、どうなさいましたの?」
3人の視線が、知美に集中していたのだ。
「すみれちゃん、あなた、なにを持ってきたの?」
さくらが、知美に聞いた。
「お見舞いのお花と、お菓子と・・・」
「その、バッグに入っているものは、なに?」
知美は、花とお菓子をそばのテーブルに置くと、バッグからそれを取り出した。
「・・・すみれちゃんのフィギュアです。昨晩、やっと満足のいくものができあがって、
それをすみれちゃんに見ていただきたくて・・・プチすみれちゃんといいますの・・・」
「見せてちょうだい!」
さくらの口調がいつになくきつい。
「これは・・・!」
「ええ!」
「おねえちゃんの魔力だ!」
3人が、すみれのフィギュアを見ながら言った。


41 :126:04/02/02 01:22 ID:jbIlWitm
「よく聞いて、知美ちゃん。すみれちゃんが倒れたのは、なにかによって魔力を奪われたからなの。
そして、このフィギュアに、すみれちゃんの魔力が移っているのよ」
「では、このプチすみれちゃんがすみれちゃんのご病気の原因ですの?」
「それは違うと思います」
施が言った。
「このフィギュアには、そのなにものかが奪った、すみれちゃんの魔力が残っているだけです。
すみれちゃんから魔力を奪ったものは、別にいるはずです」
さくらは、施のことばにうなずいた。
「知美ちゃん、教えてほしいの。このフィギュアはどうやって作ったの?」
「自宅にフィギュアを作る機械がございまして、それで作りましたけど・・・」
「その機械、様子が変なことはなかった?」
「そういえば、最初のうちはなかなか思うようなフィギュアができあがりませんでしたが、
数日前から、急にうまくできるようになりました」
「その機械があやしいわね」
さくらは、施に向かって
「しぃ先生。これから、わたしたちは知美ちゃんのお家に行って、その機械を見てきます。
しぃ先生は、すみれのそばにいてください」
「はい」
「お願いします。じゃ、龍くん、知美ちゃん、行きましょう」


42 :126:04/02/02 01:23 ID:jbIlWitm
「これは・・・」
知美の部屋に入ったさくらと龍平はことばを失った。部屋中にすみれのフィギュアが並んでいたのだ。
「夏服、冬服、中間服に、体操服、水着やパジャマ、浴衣姿もあるわ」
さくらと龍平の頭に大きな汗が浮いた。
「ええ、数日前から思い描いていたとおりのフィギュアを作れるようになって、夢中で作りましたの」
確かにフィギュアの出来はすばらしい。
あまり詳しくない龍平も、これなら欲しい、と思ってしまうほどだ。
「ママ、全部のフィギュアから、おねえちゃんの魔力を感じるよ」
「そうね。これだけ魔力を奪われたら、すみれちゃんが倒れてしまうのも仕方ないわ」
さくらは、知美に聞いた。
「知美ちゃん、フィギュアを作る機械はどこにあるの?」
「こちらです」
知美が、となりの部屋に案内する。
「この機械ですわ」
「ママ、この機械からクロウ・カードの気配がする!」
「やっぱり、この機械のせいなのね」
さくらは、星のペンダントを取り出した。
「どうなさるんですか?」
知美が、モデラーの前に立ちはだかった。さくらが答える。
「その機械についているカードを封印するのよ」
「封印したら、このモデラーはどうなるのですか?」
「どうにもならないわ。普通の機械になるだけよ」
「でも、普通のモデラーになったら、もう、プチすみれちゃんは作れないのでは?」
「・・・たぶん、あれだけのフィギュアは、もう作れないでしょうね」
「そんなの、いやですわ!」


43 :126:04/02/02 01:25 ID:jbIlWitm
「わたくしは、すみれちゃんが大好きです。かわいいすみれちゃん、りりしいすみれちゃん、
すみれちゃんのすべてが大好きです。
そのすみれちゃんを、そのままフィギュアにしようと、何日もの間、がんばってきたのです。
それを、クロウ・カードがついているからといって、フィギュアを作れなくしてしまうなんて、
耐えられませんわ!」
知美は、今にも泣き出しそうだ。
「知美ちゃん、でも、そのカードがあると、すみれちゃんの魔力は奪われてしまうのよ」
「でも、プチすみれちゃんを作れなくなるのは、いやですわ!」

44 :CC名無したん:04/02/03 21:56 ID:nIvi0tn5
126さん乙ー

ミラーさんとこ共々楽しんでまつ

45 :CC名無したん:04/02/14 22:40 ID:tp4v4kZJ
たまに保守

46 :126:04/02/16 00:35 ID:YbLG0rIb
さくらと知美が押し問答をしていると、龍平が知美の前に歩いてきた。
「龍くん?」
さくらが不思議に思ったとたん、

ぱちーん!!!

という音がした。
龍平が知美に手をあげたのだ。
「龍くん!」
さくらが、龍平を叱ろうとする。だが、そのことばは先が続かなかった。
龍平の目に涙があふれていることに気がついたからだ。
知美は、ぶたれたほおを手で押さえている。
「ぶちましたわね・・・母にもぶたれたことはありませんのに」
「ああ、ぶったよ!」
龍平が叫んだ。
「ぼくだって、ぼくだって、おねえちゃんのことは大好きだ!
だから、おねえちゃんを困らせるようなやつは、ぶってやる!何回でも、ぶってやるんだ!」
龍平のことばは、涙声になっていた。
今にも泣き出しそうな龍平。それは、知美も同じだった。
そして、先に堰(せき)を切ったのは、知美だった。
「ごめんなさい!」
泣き出した知美は、龍平の胸に倒れこんだ。その勢いで、龍平も床に倒れこむ。
「ごめんなさい・・・わたくし・・・わたくし・・・」
知美は、龍平の胸で泣きじゃくった。


47 :126:04/02/16 00:36 ID:YbLG0rIb
やがて、知美の泣き声が小さくなった。
「はい」
知美は、目の前に何かが差し出されたのに気がついた。
「さくらさん・・・?」
さくらが、ハンカチを差し出したのだ。
「もう、いいでしょう?」
知美がうなずいて、ハンカチを受け取る。
「龍くんも困ったものね。女の子を泣かせちゃうんだから」
「ぼ、ぼくは、その・・・」
龍平は顔を赤らめて、うつむいた。

「じゃ、カードを封印しましょう」
「わかりました。では、急いで準備をしますわ」
「準備って、何を?」
「さくらさんの封印の様子を撮影するビデオの準備ですわ!」

ズザーッ!!!(←さくらと龍平がコケる音)


48 :CC名無したん:04/02/16 12:15 ID:msBpJysz
龍平の修正キター!!

49 :CC名無したん:04/02/16 21:48 ID:FzmhL5cS
>「ぶちましたわね・・・母にもぶたれたことはありませんのに」
己はアムロか!w

50 :CC名無したん:04/02/16 22:54 ID:umqQfhbk
殴ったね!?(略

51 :CC名無したん:04/02/17 23:53 ID:zONJ6sdI
おもろい。乙です

52 :CC名無したん:04/02/19 16:43 ID:+VOyeWGX
>龍平の修正
ワロタ

53 :126:04/02/23 01:55 ID:F3HjUs7K
「で、結局、こうなるのね」
カードを変えていたころの姿に戻り、バトルコスチュームに着替えたさくらがつぶやいた。
「大道寺さんがいれば、こうなるっていうのはわかりきっていたことなんだけど・・・」
同じように龍平もつぶやいた。
「すてきですわぁ〜!」
ふたりにカメラを向けながら、知美が言った。
「ママはともかく、どうしてぼくまで着替えなくちゃいけないの?」
「だって、龍くんも超絶かわゆいんですもの〜!」
知美のテンションがもうれつに上がっていく。
なにしろ、龍平はさくら似だ。
友枝小に通っていたころの姿に戻ったさくらと、龍平が並ぶとまるでふたごのようである。
龍平は、姉が大道寺家に残されているビデオを見るたびに
『龍平って、ビデオのママにそっくり!』と言うのを思い出していた。
「ほんとうにすばらしいですわ!おふたりが並ぶと・・・ああ、しあわせ絶頂ですわ〜」
知美のバックに花が咲きほこる。
そんな知美を見て、頭の後ろに巨大な汗が浮くさくらと龍平・・・

「・・・ママ、カードの封印、忘れていない?」
「そ、そうだったね」

ようやく、自分たちのすることを思い出した親子であった。


54 :126:04/02/23 01:56 ID:F3HjUs7K
さくらが呪文を唱えだすと、足元に魔方陣が現れた。
「星の力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ。契約の下、さくらが命じる」
「封印解除(レリーズ)!」
星の杖を手にすると、さくらはカードを取り出した。
「ソード!」
「ハァーッ!」
ソードを振り下ろすと、モデラーからクロウ・カードが切り離されて実体化した。
「ママ、今だ!」
「汝のあるべき姿に戻れ!クロウ・カード!」
ピン!という音とともに、星の杖の先で、カードが形づくられる。
まもなく封印されたカードは、龍平の手にすべりこんだ。
「カードは、龍くんの力を認めたんだよ」
さくらがそう言うと、龍平は、手にしたカードを見つめていた。
しばらくして龍平は、さくらにカードを差し出して言った。
「ぼくはカードを使うことができない。だから、やっぱり、このカードはおねえちゃんのだよ」

そのカードは、コピー(模)というカードだった。


55 :126:04/02/23 01:57 ID:F3HjUs7K
「エドワード、いったい、どういうカードですの?コピーというカードは?」
「その名のとおり、コピーするカードだよ」
「では、どうして、すみれさんの魔力を奪ったりしたのですか?」
「コピーのカードは、儀式で大量に使う、薬や魔符をコピーするために作られたんだ。
ところが、ゴールデン・ドーンの記録によると、そのころのクロウは自分の意思でカードを
作ることが許されていなかった。命令されてカードを作っていたんだ。
クロウは、そこのところが面白くなかったらしい。
できあがったカードは、クロウの魔術がまだ未熟だったせいもあって、
今回のように、細かいところで、余分というか、はた迷惑な力を持つことが多かったんだ」
「それで、すみれさんが、ああなってしまったのですね」
「ああ、それと、大道寺さんがあんなにたくさんフィギュアを作って、カードの力を作動させて
しまうとは思わなかったよ。すみれさんに何かあったら大変だったけど、今回は龍平くんのおかげで
なんとかなったね」
「でも、ちょっと残念ですわ・・・あれだけのフィギュアを、もう作れないとなると・・・」
「・・・何か考えているの?」
「いえ、たいしたことではありませんが」


56 :126:04/02/23 02:00 ID:F3HjUs7K
そのころ、知美の部屋では・・・

「もう、やめてよ。ぼくはいいんだから」
半分泣きそうになっている龍平に、知美が言った。
「もう少しですから、じっとしてくださいな。さぁ、腕を上げて・・・」
知美はてきぱきと龍平のからだを採寸していた。
「さきほどのバトルコスチューム、すこし、肩がきつくてラインがくずれていましたわ。
龍くんのかわゆさを最大限に表現するためには、少しの妥協もしたくありませんの!」
「そんなぁ。ママ、なんとか言ってよ」
「そ、そうね。でも、どうせ作ってもらうのなら、ぴったりの方がいいと思うし」
さくらのことばははっきりとしなかった。知美のテンションに圧倒されたというのもあるが
(ものすごくかわゆいコスチュームを着た龍くんを見てみたい!)
と、言う思いもあったからだ。
「ひらめきましたわ!さくらさん、もう一度、龍くんにウェディングドレスを着てもらうというのは
いかがでしょう?あのときの龍くんはとってもすてきでしたわ!」
ふたりの脳内に、ウェディングドレス選びの時の龍平が浮かび上がった。
「そ、そうね」
思わず、さくらは激しくうなずいてしまう。
「ほ、ほぇ〜っ!」
母に裏切られた龍平の叫びが大道寺邸にこだました。

<すみれとそっくりなプチすみれ:終劇>

57 :CC名無したん:04/02/23 11:27 ID:MBHcVHCy
126氏乙
今回も最高の物語でした
次回作も期待

58 :CC名無したん:04/03/04 22:59 ID:YCmNfEJ9
126さま。いつもお疲れさまです。
さすがに2年ちかく連載されますと、ネタ切れに
なって来ませんでしょうか?

そこで一つありきたりな提案ですが、
季節ネタを使用されてはいかがでしょうか?

今の季節なら、ひな祭り。
すみれと龍平が学校のひな祭り大会に出場。もちろん、

 お内裏様=すみれ お雛様=龍平

それをうっとりと見つめる知美。そこにカードのいたずらが。
さあどうなる? がんばれすみれ! かわいいぞ龍平!(笑)

このネタはご自由に改変されて結構です。がんばってください。

59 :CC名無したん:04/03/05 13:25 ID:yIdqNKwI
ホリックの侑子さんとかは出ないんですか?

60 :CC名無したん:04/03/05 22:20 ID:sc56UcM4
58ですが、少しネタの詳細追加を。

「ひな祭り大会」というのもなんか変な話ですが、
そのような行事=ミスコンみたいなカップルコンテスト(?)が
行われるという設定。学校でも地域でもいい。
(いや、地域(友枝町)のカップルコンテストがいいか。)

もちろん結果としては、お内裏様=すみれ お雛様=龍平 ということになるんですが、
当初二人は お内裏様=龍平 お雛様=すみれ という予定。
ところがそうは問屋がおろさないのが知美ちゃん。
知美ちゃんが甘言を弄して二人の衣装を用意する。
コスチュームに着替え終わった姉弟が(自分たちの姿に)唖然としている
ところに、カードの気配がする。
お雛様姿の龍平がさらわれそうになる。すみれたちが追いかける。

ここまで書いたら、なんだか自分が書きおろす方がいいような…(笑)

61 :CC名無したん:04/03/06 14:37 ID:NIu4UOit
原案58氏、執筆126神 すみれとさくらとひなまつり(仮)

62 :CC名無したん:04/03/07 00:22 ID:Ah5VBiLD
なんだか不思議な流れだが
126氏は126氏で好きなように書いてくれ

63 :126:04/03/22 02:41 ID:74VyPDFF
ケロちゃんにおまかせ!

みな、元気か!
これさえ見れば元気もりもり、花粉症も吹き飛ばす
ケロちゃんにおまかせの時間がやってきたでぇー!

今日はすてきなアイディアをお寄せいただいた >>58 さんに >>126 からの伝言があるでぇ!
伝言は、わいがこうやってもらっとる。なになに・・・
「季節ネタは、2ヶ月前には振ってもらわないと間に合わないです」
なんや、いけずな返事やなぁ。3週間も待たせてこないな返事か。
けど、>>58 さん、気ぃ悪うせんといてぇやぁ。
>>58 さんのゆうたとおりに話始めると、わいがせっかくはっておいた伏線が台無しに
なってしまうんや。なんせ、龍平が○×☆しまうと、すみれは≒лЩなってしまうさかい。

まぁ、すみれとの話も少し空いてしもうたけど、新学期からは放送も始まることやし、
これからも、わいのナイスで小粋な大活躍をたぁーっぷりとお見せするでぇ!

みなも新学期はがんばりぃな!
ほななぁ〜。

64 :126:04/03/22 02:41 ID:74VyPDFF
次回予告
ほぇ〜!
知美ちゃんが、あたしと龍平のフィギュアをコンテストに出品したんだって!
しかも、張(チャン)教授と桃矢おじさんが、審査員だなんて。
あたしたちが会場になった友枝美術館に行くと、そこには魔力の気配が。
たいへん!このままだと美術品がなくなっちゃうよ!

カードキャプターすみれ さくらと小狼のこどもたち
すみれの怪盗初挑戦!?

次回もすみれと一緒に
さくらと一緒に
封印解除(レリーズ)!

65 :CC名無したん:04/03/22 10:16 ID:8GaTE7S7
ケロおまでキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!

66 :CC名無したん:04/03/22 11:38 ID:7Ry98uRM
サンプル動画あり■★■北朝鮮50分女子小学生 女子中学生 女子高
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f18429991
■★■北朝鮮美少女ビデオ:女子小学生女子幼稚園児 
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g16866383


67 :CC名無したん:04/03/22 22:48 ID:qyJChVHo
久々の更新キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
126氏乙です。

68 :CC名無したん:04/03/25 21:27 ID:X8eBP1cD
久々の126氏キテタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!

>わいがせっかくはっておいた伏線

っていうのがひじょーに気になります。先のことになると思いますが、
どうなるのか今から期待してます。(*´Д`)

まずは次回、楽しみです!

69 :126:04/04/01 22:52 ID:rs+BEguv
「おうおう、よく食うなぁ。誕生日だっていうのに」
「おにいちゃん!」
「桃矢、だめだよ。せっかくのさくらちゃんの誕生パーティなんだから・・・
あ、ごめんね。ついさくら『ちゃん』って呼んじゃって」
「いいんです、気にしませんから」
雪兎おじさんの言葉に、ママがあわてて首をぷるぷると横に振る。
「まぁ、いくつになっても怪獣なんだからな」
「さくら、怪獣じゃないもん!」
みんなが、どっと笑う。今日は、ママのお誕生日。パパとあたしと龍平、それに藤隆おじいちゃんや
桃矢おじさん、雪兎おじさん・・・とにかくみんなが集まってパーティを開いている。
みんなにお祝いされて幸せそうなママ。そして、そんなママを見つめているパパも幸せそうだ。
「みなさん、ありがとうございます。お仕事や学校を終わってから来ていただいて」
「いや、平日でよかったよ」
桃矢おじさんが、意地悪そうに言う。
「もし、こんなパーティを日曜日にやっていたら、俺たちは料理作りで疲れ果てて
パーティどころじゃなかったぞ」
「ご、ごめんなさい!」
思わず、あたしはあやまった。今日の、ママの誕生パーティの料理、あたしと龍平とパパで
作るつもりだったんだけど、作り始めたら、材料が足りなかったり失敗したりで、
結局、藤隆おじいちゃんや桃矢おじさんに手伝ってもらったんだ。
というより、半分以上はふたりに作ってもらったぐらいだ。
(それにしても、木之本家って、どうして、みんな料理がじょうずなんだろう)
あたしがそんなことを考えていると、

70 :126:04/04/01 22:53 ID:rs+BEguv
「ほんとうにおめでとう、さくらさん」
藤隆おじいちゃんが口を開いた。
「これからも、小狼くんと、すみれさん、龍平くん、みんなと元気で仲良く暮らしてくださいね」
「ありがとう、おとうさん」
ママは、おじいちゃんにもらった花束とプレゼントを手に取りながらお礼を言った。
「残念なんですが、私たちは明日から発掘の準備がありますから、そんなにゆっくりできません。
そろそろ、桃矢くんたちと帰ろうと思うんですが」
「あ、じゃ、その前に、デザートを出しますから、それを食べていってください」
あたしは、あわてておじいちゃんに言った。
「デザートだけは、おねえちゃんが作ったんです」
龍平が余計なことを言う。
「『だけ』ってなによ!『だけ』って!他にも作ろうとしたけど、その、分量を間違えたり
焦がしたりで・・・」
「すみれさんは、がんばったんですね。じゃ、そのおいしいデザートをいただいてから
帰りましょうか」
「は、はい!今、持ってきます!」
あたしは、冷蔵庫の方に行った。
そして、フリーザのドアを開けると・・・


71 :126:04/04/01 22:55 ID:rs+BEguv
「・・・どうしよう。まだ、凍っていない・・・」
あたしが作ったジェラートはまだ凍っていなかった。時間が足りなかったんだ。
「・・・こんなの、食べてもらえないよ・・・!」

その時、あたしは魔力の気配を感じた。そして、小さな声を聞いた。

(フリーズ)

すると、ジェラートが見る見るうちに凍っていった。これなら、おじいちゃんたちに
食べてもらえそうだ。

「ありがとう、ママ。来年の誕生日パーティは、きっとおいしい料理やデザートを作れるように
なるからね」
あたしは、どこかに隠れているはずのママにそう言って、ジェラートの盛り付けを始めた。

<誕生日番外編:終劇>
今日は誕生日だということを思い出して、あわてて書きました。(ネタ切れ中の 126)


72 :CC名無したん:04/04/01 23:24 ID:FyvPXtC/
キナスッタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

ほのぼのいいのう

73 :CC名無したん:04/04/03 02:23 ID:g+Tt1GHU
126氏キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!!

ネタ切れとのことで非常に苦しまれている中、こういうほのぼのネタありがと
うございます。
(就活でストレス貯まりっぱなしの私にはいいですわ〜)


74 :CC名無したん:04/04/04 22:55 ID:RmwGsOX+
>>「さくら、怪獣じゃないもん!」
私も笑わせてもらいました。
このほのぼの感、良すぎです。情景が目に浮かぶわ・・・・。

ところで、前スレがdat落ちしてだいぶ経つけど、過去ログ倉庫にもまだないね。
いつhtml化するんだろう?
前スレで読めなかったところがあるから、ちょっと気になって・・・・。

75 :CC名無したん:04/04/05 00:33 ID:q7pJHRhj
126氏、乙です!

76 :126:04/04/05 01:05 ID:T39EncFn
「じゃあ今日のホームルームはこれで終わり。みんな、またあしたね」
神宮司先生のことばで1日の授業は終わった。今日はクラブもないし・・・と思っていると
あたしは声をかけられた。
「木之本さん」
「なに?衛(ウェイ)くん?」
「今度の日曜日、空いてる?」
いきなりそんなことを聞かれてあたしはちょっとあわててしまう。
ひょっとしたら顔が赤くなっているのかも・・・
「え? と、特に決まっていないけど・・・」
「これ、おばあちゃんからもらったんだけど」
差し出されたのは、1枚のチケット。
「・・・『友枝フィギュア・コンテスト』?衛くん、フィギュアって、そんなに詳しくないって
言ってたよね?どうして、こんなチケット持ってるの?」
「うん、ぼくはね。実はおばあちゃんがそのコンテストの審査員をしてるんだ」
「そ、そうなんだ」
あたしもフィギュアには詳しくないので、どう答えたらいいのかわからないくて困っていると
「それは、奇遇ですわ!」
知美ちゃんが目をキラキラさせて、話に入ってきた。
「わたくしも、すみれちゃんをお誘いしようと思っておりましたの」
見ると、知美ちゃんの手にも同じチケットがあった。
「知美ちゃん、どうしてそんなチケットを?」
「フィギュアを出品いたしましたの。出品者は2枚チケットをいただけますのよ!」
「出品って、まさか・・・あたしのフィギュアを出品したなんて・・」
「そのとおりですわ!」


77 :126:04/04/05 01:07 ID:T39EncFn
あたしと衛くんの頭におっきな汗が浮いた・・・
「大道寺さん、木之本さんのフィギュアを出品したの?」
「はい。すみれちゃんと龍くんのフィギュアを出品いたしました」
「???」
あたしと衛くんの目が点になる。
「ど、どうしてあたしだけじゃなく、龍平のフィギュアも?」
「この前、さくらさんといっしょに龍くんのデータもお取りしましたから」
「ママといっしょに?」
そう言えば、この前、龍平がコピーのカードさんをあたしに渡してくれたときに、
そんなことを言っていた。
衛くんが不思議そうに言う。
「でも、このコンテストって友枝美術館の主催だから、フィギュアの題材を美術品から
とらないとダメなんだよね。
木之本さんのフィギュアを出品するのって、無理があるんじゃないかな?」
「ええ、そのためか、参加賞しかいただけませんでしたわ〜」
「「そ、そうなんだ・・・」」
意味のない知美ちゃんのテンションに、あたしと衛くんの頭におっきな汗がまた浮いた。
そして、あたしはあることに気がついた。
「でも、題材が美術品っていうと、あまり参加者がいないんじゃない?
フィギュアって、だいたいアニメやゲームのキャラを使うんだし・・・」
「そうなんだよ。それでチケットが余っていて、おばあちゃんが木之本さんにも、って
チケットをくれたんだ。来てくれたら、お礼にうちでアフタヌーンティーをしたいって
おばあちゃんが言っていたよ」
「そうなんだ」


78 :126:04/04/05 01:08 ID:T39EncFn
張(チャン)教授の入れてくれるお茶はとってもおいしいんだ。
お茶につられたってわけでもないけど、あたしは、衛くんのチケットをもらうことにした。
「では、このチケットは龍くんに渡してくださいな」
「え?龍平も?」
「ええ、わたくしはこれからクラブがありますから、すみれちゃんにお願いします」

その時、校庭から衛くんを呼ぶ、クラスの男の子たちの声がした。
「衛くん、そろそろサッカー始めるよ!」
「ああ、今行くよ!じゃ、木之本さん、チケットもらってくれてありがとう。
それにしても、おばあちゃんがフィギュアの審査をするなんて、思ってもみなかったよ」

そして教室を出て行く衛は、小さな声でつぶやいた。
(それに、あんなことも考えているなんて・・・ね)


79 :CC名無したん:04/04/08 22:59 ID:LEPJUIXc
おっと、もう更新されてる。
しかしすみれと龍平のフィギュアを出品するとは何考えてるんだ(w>知美
願わくば俺が一体欲しい(;´Д`)

今回の件でエドワード一派が何やらいろいろ企んでそうなヨカン。どうなることやら。

80 :CC名無したん:04/04/11 15:30 ID:EdqQrtHL
いまさらだけど、126さんの>>69-71に付け加えで一筆させてもらいます。


「すみれ。ちょっといいか?」
ママのお誕生パーティーもお開きとなり、帰り支度を始めたパパがあたしを呼んだ。
「何? パパ」
(いいから、ちょっと来い)
急に小声になったパパ。
あたしの視線の先にいるパパは、なんだか気まずそうな顔をしていた。
(悪いが、これをあとで、さくらに渡してくれ)
と、パパがあたしに差し出したのは、一通の手紙。
「ほえ? どうして?」
(・・・・俺の性格をわかってるなら、そんな事は聞くな)
パパは、顔が真っ赤になっていた。今のパパ、なんか可愛い。
「パパ。これってもしかして」
(シッ! とにかく、確かに渡したからな。頼むぞ、すみれ)
「はいはい」


81 :CC名無したん:04/04/11 15:33 ID:EdqQrtHL
パパが香港へ帰って行った後、あたしは自分の部屋で、パパがあたしに託していった
手紙をこっそり開いて見た。
短い文章の漢文だったけど、あたしでも読めた。

----------------------------------------------------------------------
さくら、誕生日おめでとう
こんな事を面当向かって言えないから、手紙に託す

俺は直接、おまえ達を助けてやる事ができないのはわかっていると思う
これからも、すみれや龍平の事を頼む
施先生にもよろしく言っておいてくれ
いつか、俺がおまえ達と毎日一緒に暮らせる日が来るといいな

 我 愛 汝      これからも

李 小 狼
----------------------------------------------------------------------

読んでいて、あたしまでどきどきしてきた。
これって、完全にラブレターじゃない。

「すみれぇ? ちょっと降りてきて」

一階からママの声が聞こえた。
「あ、はぁい!」
あたしは手紙をまた封筒に入れ直すと、わたわたと一階に降りて行った。

ママに、いつ渡そうかな? ・・・・パパからの恋文。


82 :CC名無したん:04/04/11 15:41 ID:EdqQrtHL
以上です。
駄文乱筆スマソ

83 :126:04/04/12 01:02 ID:EgmzwYcf
「ただいまーっ」
「おかえりなさい、すみれちゃん」
「お腹すいたーっ。おやつ、おやつ」
あたしは冷蔵庫に直行する・・・と、
「ほぇ?」
ダイニングのテーブルに、見覚えのあるものを見つけた。
「ママ、これって?」
「『友枝フィギュア・コンテスト』のチケットよ」
「それはわかるけど・・・どうして?ママはフィギュアって興味ないでしょ?」
「おにいちゃんがくれたの」
「桃矢おじさんが?桃矢おじさんが来てたの?」
「うん。おばあちゃんのホログラムを直しに来てたの」

そして、ママはその時のことを話し出した。



84 :126:04/04/12 01:03 ID:EgmzwYcf
「よし・・・と。これでビデオドライバの更新が済んだぞ」
「ありがとう、おにいちゃん。わたし、こーゆーのは全然にがてだから」
まもなく、ふたりの目の前に母親の姿が浮かび上がった。
「こんにちは、おかあさん。わたしたちは、きょうも元気です」
さくらが、再び現れた母親のホログラムに語りかける。
2、3日前から、その機械の調子が悪くなった。原因は、父親の家にあるサーバーが
バージョンアップして、うまく同期が取れなくなったためだった。
ドライバの更新ボタンをクリックすればいいのだが、さくらはそういうのは
すべて桃矢にまかせていたのだ。
「うまくいったようだな」
「うん。ありがとう。今、お茶を出すから飲んでいかない?」
「ああ。たまには、怪獣の出すお茶でも飲んでみるか」
「えへ」
桃矢は不思議に思った。
「どーした?いつものリアクション(『さくら、怪獣じゃないもん!』のこと)がないじゃないか」
「今日はね、ちょっと違うの。張(チャン)教授に教わった方法で、お茶を入れたんだ。
飲んでみて。おいしいんだから」
「そっか。張教授か」
桃矢は近くにあったいすに腰をかける。
「張教授と言えば・・・さくら、今度の日曜日、空いているか?」
「特にないけど・・・なんで?」
お茶を用意しながら、さくらが答える。
「実は、頼み事があるんだ」
桃矢は胸ポケットから何かを出すと、テーブルに置いた。


85 :126:04/04/12 01:05 ID:EgmzwYcf
「『友枝フィギュア・コンテスト』のチケット?おにいちゃん、なんでこんなものを持ってるの?」
「いろいろあってな、審査員をやってるんだ」
「おにいちゃん、あんまりヲタクっぽいことしない人だと思っていたけど」
「このコンテストは、友枝美術館が主催なんだ。うちの大学から、俺と張教授が審査員という
かたちで参加してるんだ」
「審査員って、おにいちゃん、フィギュアわかるの?」
「あんまし。ただ、フィギュアのテーマがアニメやゲームじゃなくて、美術品なんだ。
俺たちの審査は、フィギュアの衣装やジオラマの時代考証がメインになる」
「ふーん」
アニメなどのヲタク産業が、マスコミの経済面で取り上げられたり、政府が補助金を出すように
なってからずいぶんになる。今度のコンテストもそういったものなんだろうな、とさくらは思った。
「それで頼み事って?」
「張教授が、俺にコンテストにはかすみといっしょに来てくれと言うんだ。教授も、あの
エドワードって子を連れてくるそうだし、終わったらいっしょにアフタヌーンティーをしたいんだと」
「それなら、行ってもいいわね」
「かもな」
桃矢が飲みかけのティーカップをテーブルに置きながら言った。

「・・・と、いうわけなの」
「そうなんだ。あたしもチケットをもらっているんだ」
あたしは、衛くんと知美ちゃんからもらったチケットをママに見せた。
「じゃあ、みんなでいっしょに行きましょう。おいしいお茶もいただけるし」
「うわーい!楽しみ!」


86 :126:04/04/21 00:42 ID:AGjCiT9G
そして、コンテストの日。
あたしたちは、友枝美術館にあるコンテスト会場に向かっていた。
会場になっているホールに行くには、いろいろな絵が展示されている廊下を通っていく。
「ママ・・・じゃなかった、かすみちゃん、こっちだよ」
龍平が、かすみちゃんになっているママに声をかけたとき、
「あや?」
ママが足を止めた。
「どうしたの?」
「この絵・・・」
ママが、1枚の絵を見つめている。窓の外から女の子が部屋の中を見て笑っている絵だ。
絵の説明には『微笑み 橘 天海 作』と書いてある。
「ママ、この絵、ほんの少しだけどカードの気配みたいなの感じるよ」
「よく気付いたわね。この絵には、サイレントのカードが付いていたのよ」
「そうなんだ」
ママは、ここでもカードさんを封印していたんだ。
あたしは、知美ちゃんのおうちで見たビデオを思い出した。
確か、シャドーのカードさんを使って封印したんだよね。


87 :126:04/04/21 00:43 ID:AGjCiT9G
『微笑み』の絵を過ぎて、会場に向かっていくと
「おねえちゃん、あれ、大道寺さんじゃない?」
「本当だ。知美ちゃん・・・」
あいさつをしようとすると、知美ちゃんはおとなの男の人と熱心に話をしている。
「・・・よく知っているね。そんなことを」
「では、もうひとつお聞きしたいのですが、御社では格闘技も楽しめるタイプのフィギュアを
開発中だとか・・・」
「ど、どうして、そんなことを!?」
男の人はちょっとパニックになっている。
「お〜い、おがたぁ〜」
突然、声がすると、その男の人はあわてだした。
「チ、チーフが呼んでる!ごめん、また、今度ね!」
男の人は会場に向かってダッシュしていった。
「おはよう、知美ちゃん」
「おはようございます、みなさん」
「知美ちゃん、今の人は?」
「コンテストを後援しているピフル社の方ですわ。フィギュアのことなどをお尋ねしてましたの」
「新製品とか、聞いていたの?」
「それもございますが・・・今、母とピフル社の買収を検討しておりますの」
「「「ほぇ?」」」
よくわからないけど、あたしたちの頭におっきな汗が浮いた。この親子って・・・


88 :126:04/04/21 00:45 ID:AGjCiT9G
「よっ!」
その時、あたしたちは声をかけられた。桃矢おじさんだ。
すぐそばには、張教授と衛くんもいる。
ママが、
「おはよう。久しぶりだよね、衛くん」
とあいさつすると、衛くんは顔を真っ赤にしてうつむいてしまう。
「お、おはよう」
「ほぇ?」
ママは、そんな衛くんを見て、不思議そうだ。
(ほんとう、たいへんですわね)
知美ちゃんが、そっとあたしにささやいた。
(さくらさんは、ふんわりですから)
(知美ちゃん?)
(母が申しておりました。さくらさんは、とってもふんわりなので小狼さんもたいへんでしたって)
(ママがふんわりって?)
あたしがそう聞くと、
(ほほほほほ・・・)
知美ちゃんは、楽しそうに笑っていた。

「それでは、みなさん、そろそろ時間なので会場に入りましょう。わたくしと木之本助教授は
審査員なので、あちらの方に参ります。みなさんは、そちらの受付からどうぞお入りください」
張教授がそう言うと、あたしたちは会場に入っていった。


89 :CC名無したん:04/04/21 18:58 ID:ekOtAO2T
乙!
おがた(w

90 :CC名無したん:04/04/21 20:40 ID:MiN5ZKYn

いつもながらすばらしいですな

91 :CC名無したん:04/04/22 01:37 ID:6BM7DwOK
おがた(wキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
126さんのはこういった所に遊び心があって、いつも楽しんでます。
ありがとうございます。

92 :CC名無したん:04/04/23 22:21 ID:SoYJ6Xai
乙。
おがたなにしてんだw
そして買収を考える親子ワラタ

93 :CC名無したん:04/04/24 10:26 ID:ghda38UA
チーフってことはやっぱりいっちゃんだよな・・・。

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